口臭の原因と対策って?
こんにちは
広島市西区、横川駅から近くのゆうなぎ歯科こども歯科です。
今回は歯科でご相談が多い「口臭」についてです!
新型コロナウイルス感染症が5類感染症になって1年以上たち、マスクをせずに日常生活されている方が増えてきています。それにともない、「口臭が気になる」「口臭を指摘された」というような相談が以前より多いと感じる今日この頃です。口臭は差こそあれ誰にでもあるものなので不安になりすぎる必要はないのですが、中には治療することで改善できるものもあります。
そもそも口臭の原因は何でしょうか?口臭発生の原因は大きく分けて4つあります。
<口臭発生の4大原因>
◼︎ 生理的口臭(せいりてきこうしゅう)
人間誰でも持っている臭いで、朝起きた時の口臭、緊張時の口臭、老人性口臭などが当てはまります。日中安静にしている時の口臭が気にならなければ特に問題はなく、治療の必要はありません。
◼︎ 飲食による口臭
飲食によるニンニク・ネギ・アルコール臭やタバコの臭いなどです。これも時間がたって血中濃度が低下すると無くなりますので特に問題はありません。ただし食べ物の残りかす(食渣:しょくさ)が歯と歯の間など口腔内に留まっている場合は口臭が続く可能性がありますので食後にブラッシングだけでなくフロスや歯間ブラシを用いてキレイにしておきましょう。
◼︎ 病的口臭(他臭症:たしゅうしょう)
胃や腸をはじめとする内臓の病気が原因で起きる口臭です。放置すると命にかかわる場合がありますので早めに病院を受診し治療していく必要があります。
◼︎ 心因性口臭(自臭症:じしゅうしょう)
他人は感じないのに、自分自身が感じてしまう口臭です。口腔内を清潔にするよう心がけておけば、気にすることはありません。
以上の4つに分類されます。
〈口臭対策のポイントとは?〉
病的口臭の90%以上が口腔内の病気や汚れによるものです。
口臭対策で1番大切なことは、口臭の最大の原因とされる歯周病の治療と、歯垢や歯石を取り除くこと(プラークコントロール)がポイントになります。きちんとした治療と、正しいブラッシングでプラークコントロールをすれば、病的口臭はほとんどなくなります。また、意外に見落とされがちなのが、舌苔(ぜったい)です。これは、舌の表面に付着する汚れで、口臭をなくすには、これらの原因を“元から断つ”治療が必要です。その他に、虫歯や抜けた歯をそのまま放置していたり、合わないつめ物・かぶせ物や入れ歯をしていたりすると、そこに食べカスがたまって口臭の原因になることもあります。定期的にかかりつけの歯科医院で口の中をチェックしてもらい、正しいブラッシングの指導を受け、いつも清潔なお口を保つように心がけてみてください。
ゆうなぎ歯科こども歯科ではなかなか他人に相談しにくい口臭に関する相談も受付ておりますので遠慮なくご相談ください!