院長にインタビュー!「予防歯科について」
- 2024年7月11日
- 医院情報
こんにちは!
横川駅から徒歩5分の歯医者のゆうなぎ歯科こども歯科です。
今回のコラムはゆうなぎ歯科こども歯科の考える「予防歯科」という内容をインタビュー形式でお伝えします。
予防歯科ってよく聞きますが、どんなものなんでしょうか?
私たち歯医者が行う虫歯治療というものは基本的には「修理」なんですね。虫歯になってしまった歯を元通りにしている訳ではなく、削って代わりの詰め物をいれています。時間がたつと劣化や不具合がみられ、治療のやり直しが必要になることがあります。これまで治療のやり直しが必要になる患者さんを数多く診てきた中で、「このような状態にならないためにできるのは、最初から虫歯を予防することではないか」と考えるようになりました。当院では、子どものうちから虫歯の予防に努め、そもそも虫歯にならないようにすることを目標にしています。また成人の患者さんには年齢やお口の状態に合わせた口腔ケア指導とクリーニングを行うことで治療のやり直しが必要にならないように考えています。また虫歯や歯周病の原因となる親知らずを抜歯したり歯列不正を矯正治療で直すことも予防であると考えています。また失った歯を補うため入れ歯やインプラント治療にも力を入れています。
子どもの予防歯科に対する先生のお考えを聞かせてください!
子どもの虫歯の予防について最も避けなければならないのは、歯科医院を子どものトラウマにしてしまうことです。歯科医院は「みんなの歯を守ってあげる場所」なんです。当院では、子どもに「歯医者さんは怖くない」と理解してもらうための診療の流れを考え、一人ひとりの成長に合わせた「今できる治療」を行っています。まずは歯ブラシでみがくところからはじめ、様子をみながら歯科医院専用のおそうじの器具に慣れていくようにしています。こどもが理解しやすいようにお口のケアや治療のアニメを用意しており、必要があれば実際に器具に触ってもらうようにもしています。現状の歯の成長具合では必要な治療が難しいとき、できるだけ虫歯の進行を抑えるために薬やセメントを詰めるなど、多方面からアプローチをしています。歯科治療やお口の健康づくりという側面から、保護者の方と一緒にお子さんの成長に携わっていきたいと考えています。当院では親子で受診いただける環境も整えておりますので、安心してご来院ください。
どのくらいの時期から歯医者に通うのがよいのでしょうか?
できるだけ早いうちから歯科に慣れておくのが良いと考えています。早いうちから歯科に慣れておくと、成長して虫歯治療が必要になってしまった際に、前向きに治療に臨めるはずです。子どもの発達段階という観点では、さまざまな要素が形成されてくる3歳くらいまでには一度診察に来ていただきたいですね。味覚などが決まってくる年齢ですので、食生活など虫歯をつくらせない生活習慣について、保護者の方にお話しできればと思います。また、本格的な治療ができる年齢ではありませんが1歳くらいになると歯が生え始めるので、虫歯予防に最も効果的なフッ素塗布を行うことをお勧めします。当院では院内だけではなく、ご家庭でもフッ素を活用していただきたいと考えていますが、フッ素に抵抗があるという保護者の方には、フッ素以外の虫歯予防の方法をお伝えしています。近年は歯の基本成分と同じ、ハイドロキシアパタイトを使った予防方法が注目されており当院でも取り入れています。