親知らずの抜歯(埋伏抜歯)
- 2024年3月15日
- 口腔外科
こんにちは!
横川駅から徒歩5分、フジ三篠店そばにある「こども」から「おとな」まで通える歯医者のゆうなぎ歯科こども歯科です。
今回は当院の親知らずの抜歯について紹介します。
当院では口腔外科に紹介されることが多い歯ぐきに埋まった親知らず(埋伏智歯)の抜歯を行っています。
症例は20代の女性で、右下の歯ぐきの違和感を主訴に来院されました。
右下の親知らずが横を向いて半分埋まっており、手前の歯との間に黒くなった虫歯もあります。
このように半分埋まった親知らずは、ハミガキが困難でプラーク(歯垢)が溜まりやすく歯ぐきが腫れやすいのです。これを「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」といいます。プラークが溜まると写真のように虫歯もできやすくなります。女性の方は特に妊娠中に親知らずが腫れやすくトラブルになりやすいので、このように半分埋まった親知らずは20代前半ごろまでに抜歯しておくのがおすすめです。
レントゲン写真(X線写真)をとると、親知らず(黄色の矢印)の根の近くには「下顎管(かがくかん)」という神経と血管が通っています(赤い矢印)。抜歯の際にここを傷つけてしまうと抜歯後にしびれ(麻痺)が出てきてしまいます。当院では通常のレントゲンだけでなく「歯科用CT」という三次元的に神経の位置が分かるレントゲンを撮影して下顎管の位置を正確に把握して安全に埋まった親知らずの抜歯を行っています。
しっかりと麻酔をきかせ、歯を分割して抜歯します。抜歯後は傷がきれいに治るように縫合します。
(1週間ほどしてから抜糸します)
ゆうなぎ歯科こども歯科では、総合病院の口腔外科に紹介されるような難易度の高い親知らずの抜歯も行っております。
親知らずでお悩みの方や、口腔外科での抜歯をすすめられたけど、仕事やその他の都合で通院がむずかしい場合はぜひ一度当院へご相談ください。
CT撮影や親知らずの抜歯は保険診療になります。当院は保険診療でもクレジットカードやICカードなどのキャッシュレス決済にも対応しています。
ここまでコラムを読んでくださり誠にありがとうございました。
お電話、またはWEB予約にて相談のご予約お待ちしております♪
ゆうなぎ歯科こども歯科 院長 横山真樹